事業を始めた想い
「育児は楽しい」 そんな育児であってほしいと願っています。
看護や言語聴覚士の仕事を行っていくと小児の発達に関わるようになり、より生活の近くで支援しないと意味がないと思い、訪問看護の仕事を行っていきました。
在宅では難病の方々が多く生活されており、難病看護のことを学び全国に仲間ができ、在宅での難病看護にすこし不安がなくなりました。地域では、呼吸器など必要な医療の重い子供たちが多くなってきています。医療的ケアの多い医療機器に囲まれた子どもたちは、受診や療育などの移動は大変困難です。
そうした困難さ故に、適切な発達支援が受けられない児童がいました。ならば自宅で行えば良いではないか。しかし、今からほんの10年ほど前でも、訪問リハは今ほど当たり前には指示書が出ませんでした。また、訪問看護は訪問エリアや事業所の訪問日以外は入れないなど、動きのとりにくさもありました。
4年前(2019年)、居宅訪問型児発達支援制度が開始されたことを知り、翼の事業を開始しました。
福祉事業の在り方についての現状に対し、「福祉の本来は何だろう」そんな疑問も感じます。病気や障害がどんなに重くても、子どもは親からの愛情を受けて成長をします。また親にとっても子供の成長を確認できることは育児の最大の喜びになります。親の愛情によるこの上ない安心感、わが子の成長を感じられる事、そうした育児が叶うよう、自宅で私ができる支援をしたい、それが当初からの支援に対する想いの全てです。
我が子の成長を真近で見られる時間はあっという間に過ぎていきます。
「育児は楽しい」、そんな育児であってほしいと願っています。
資格
・看護師・日本難病看護学会認定難病看護師
・言語聴覚士
・日本難病看護学会
・日本難病医療ネットワーク学会
・日本言語聴覚士学会